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  1. 小松市議会 2016-11-28
    平成28年第5回定例会(第1日目)  本文 開催日: 2016-11-28


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開会 午前10時00分    ◎開会の宣告 ◯議長梅田利和君) おはようございます。  ただいまより平成28年第5回小松市議会定例会を開会いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎開議の宣告 2 ◯議長梅田利和君) これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎諸般の報告 3 ◯議長梅田利和君) 地方自治法第121条の規定による今期定例会における説明員の氏名は、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたしておきます。  その他の報告は省略いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間の延長
    4 ◯議長梅田利和君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議録署名議員の指名 5 ◯議長梅田利和君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において   北 出 隆 一 君   杉 林 憲 治 君 を指名いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎会期の決定 6 ◯議長梅田利和君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から12月20日までの23日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 7 ◯議長梅田利和君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は23日間と決定いたしました。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案第83号~議案第101     号、報告第15号の上程、説明 8 ◯議長梅田利和君) 日程第3、市長提出議案第83号 平成28年度小松市一般会計補正予算(第3号)外18件及び報告第15号を一括して議題といたします。  市長より提案理由の説明を求めます。  市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 9 ◯市長(和田愼司君) おはようございます。  平成28年第5回市議会定例会の開会に当たり、提出いたしました議案の概要と今後の市政運営に対する所信の一端を申し上げます。  三笠宮崇仁親王殿下におかれましては、先月27日に御逝去され、4日に斂葬の儀が営まれました。平成9年に本市において開催された国際色絵陶磁器フェア'97九谷に御臨席賜った折には伝統工芸の深い造詣をお示しされました。殿下の御生前の本市に対する思いに心から感謝を申し上げ、謹んで御冥福をお祈り申し上げます。  日本経済は、雇用、所得環境の改善が続く中、緩やかな回復基調が続いています。中国は鉄鋼を初め生産過剰問題、韓国は大統領の機密文書流出問題発覚による政治、経済の混迷、英国は国民投票におけるEU離脱の選択、来年1月にアメリカ大統領に就任するトランプ氏の政策等、海外の不確実性により株価の上下落、需要の低迷など、政治、経済のリスクが拡大しています。  国は、6月に消費税率引き上げの再度の延期を決定し、デフレ脱却経済成長を確かなものとするため、未来への投資を実現する経済政策を策定し、総額4.5兆円規模の平成28年度第2次補正予算が成立しました。本市においても第2次補正予算を活用し、今議会に地方交付税措置の有利な市債の発行など、総額5億円近くの補正予算を計上いたしました。  一方、国の平成29年度当初予算は、平成28年度第2次補正予算とあわせて将来につながる切れ目のない予算として編成することとされ、経済財政運営と改革の基本方針2016を踏まえ、引き続き経済・財政再生計画の枠組みのもと、歳出全般にわたり無駄を徹底して排除し、これまでの歳出改革を強化するとともに、新しい日本のための優先課題推進枠を設けるなどを予算の重点方針としています。  本市の平成29年度当初予算は骨格予算として編成する予定ですが、各部門の予算要求は一旦通年ベースで行うこととし、そのための予算編成方針では、まちづくりの方向性とまちの新しい形を具体的にイメージしたNEXT10年ビジョンの実現に向けて、政策と予算のリンク、2020年の東京オリンピックパラリンピックの開催、2023年に予定される北陸新幹線小松開業などを大きなチャンスと捉え、本市の多種多様な強みを最大限に生かし、日本一「おもしろい・たくましい・ここちよい」まち、「はつらつ」と躍動するひととまちづくりをさらに高め、未来へつなぐ施策を打ち出すこととしています。  ここで、現時点での平成29年度の財政見通しについて説明いたします。  まず、歳入の見通しです。個人所得の増加に伴う個人市民税、家屋の新増築などに伴う固定資産税がそれぞれ若干増加するものの、景気の動向や法人市民税法人税割の税率、法人税実効税率の引き下げにより減収が見込まれます。市税全体では、現時点で今年度当初予算に比べ約1.5億円減と推計しています。  また、国が来年4月の消費税率10%への引き上げを平成31年10月まで再延期決定をしたことにより、地方消費税交付金については今年度当初予算とほぼ同額程度で、消費税率引き上げ分社会保障経費の財源に充当してもなお増加が見込まれる社会保障経費を補うのは難しい状況にあります。地方交付税については、国の地方財政計画に左右されますが、総務省の概算要求段階では地方の一般財源総額を平成28年度地方財政計画の水準に確保するとしながら、自治体に配分する出口ベースでは今年度当初予算比4.4%のマイナスとしています。  本市としては、事業の着実な推進と財源確保を図るため、国・県補助金各種団体助成制度などの新規メニューの開拓と特定目的基金の積極的な活用など特定財源の確保に努めていきます。  歳出面では、職員給与費は若干増、退職者減により職員人件費全体では前年度並みの見通しです。一方、市債の償還である公債費は、全会計ベース市債残高の圧縮に努めていますが、依然として過去発行した市債の返済のピークが続いており、60億円台の高い水準で推移する見込みです。また、社会保障経費については、療養給付費増加などによる繰出金の増額、認定こども園等運営費など子育て支援に係る扶助費増も年々拡大する状況にあります。さらに、スマートシティの拠点、エコロジーパークこまつ・クリーンセンター施設整備が本格化することなど、投資的経費は大幅に増額する見込みです。  このような厳しい財政見通しの中、国の平成28年度第2次補正予算に対応した事業の前倒し、国、県、各種団体からの助成や地方交付税措置のある有利な市債の活用など、できる限り市民の皆様の負担軽減に努め、次世代へつなげる持続可能な財政運営を維持するとともに、チーム市役所で仕事を推進することで、仕事のやり方の改善、さらに効率的な組織運営を図り、PDCAサイクルによる既存施策の改善や固定費の見直しにより確保した財源を、まちの発展や市民の暮らしの向上に還元する選択と集中に取り組んでいきます。  では、最近の主な市政の執行状況についてであります。  「小松駅周辺整備事業~こまつの杜、サイエンスヒルズこまつ~」が国連ハビタット福岡本部を初めアジア景観デザイン学会などが主催するすぐれた模範都市を表彰する2016年アジア都市景観賞を受賞いたしました。景観まちづくり地元企業や市民がかかわることによる持続可能なまちづくりへの期待、受賞を契機とした東アジア諸国との都市間交流への発展が特に高く評価されたものであり、この受賞により、さらにまちのブランド力が高まることを期待しています。  民間活力を生かしたPPP方式による(仮称)小松駅南ブロック複合施設工事進捗率は現在25%です。外国人のニーズに対応したホテル機能公立小松大学中央キャンパス、そして民間企業事業協力による子供たちが食の大切さを学ぶクッキングスタジオ子供たちの興味、関心に応じた体験を提供する学びの広場などから成る子どもと市民の学びゾーンで構成され、来年秋の完成により、駅東エリアの「科学とひとづくり」、駅西エリアの「歌舞伎のまち」を含め、JR小松駅周辺はこまつ創生総合戦略「はつらつとしたひとづくりで、まちの活力と未来を創生」を率先する学びに関する施設が集積する学びのエリアとなると考えます。  公立小松大学の平成30年4月開学に向け、文部科学省に対して先月31日に、生産システム科学部保健医療学部国際文化交流学部の3学部で、各学部定員80名、専任教員数72名などとする設置認可申請書を提出いたしました。現在、大学設置学校法人審議会による審査が行われており、来年8月末には認可の決定がなされる予定です。公立小松大学の開学は地方創生に資する、進学による若者の人口流出を抑え、地域の成長を支える人材を地域で育て、地域に送り出すとともに、大学機能を生かした生涯学習も展開する地域全体の人づくりの最良の取り組みです。こまつ創生総合戦略「こまつ創生は、ひとづくりから」を具現化する新しい高等教育機関として開学準備を進めています。  カンボジア王国シェムリアップ州は、世界遺産アンコールワット遺跡群を初め東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖などを有する世界に知られる観光都市です。同州に本部を置く国立アンコール遺跡整備公団略称アプサラ公団)と小松短大とのインターンシップ交流等を契機として、本市と同州との交流方針の協議を行うため、先月24日から28日までの間、市議会議長、経済・文化関係者の方々とともに訪問しました。滞在中は、友好と協力に関する合意書を締結し、文化、経済、教育、環境、観光分野での交流促進を確認したところであり、今後、公立小松大学の開学も見据え、両地域の特徴を生かした交流拡大に努めてまいります。  曳山250年本祭秋の巻が先月4日の加賀國こまつ松竹大歌舞伎を皮切りにスタートいたしました。14日から16日には歌舞伎十八番のうち「勧進帳」の小松特別公演の開催。公演前日には市川海老蔵さん、中村獅童さん、市川ぼたんさん、一門の皆さんによるお練りが行われ、約1万人のファンが沿道を埋め尽くしました。小松市民の念願でありました16日の白砂青松が生える安宅の関での公演は、弁慶役の市川海老蔵さん、富樫役の中村獅童さんらが繰り広げる圧巻の舞台に万雷の拍手が送られ、勧進帳小松830年の節目に向けて歴史に残る一日となりました。今回の公演でたくさんの感動をいただいたことに感謝し、市川宗家と小松市との御縁が一層深まることを確信いたしました。  曳山250年を記念して「未来へ残す、未来へつなぐ匠の技」をテーマに、小松九谷を代表する作家32名による九谷焼のわざを結集した曳山オブジェ五彩曳山が完成し、本日より市役所エントランスホールに会場を移し展示いたします。  また、本市出身の漫画家、中祥人さんが「マンガ勧進帳」を制作され、市内の小学校6年生児童に配布いたします。  さらに、市川海老蔵さんの激励を受け本番に臨んだ南部中学校3年生による中学校古典教室「勧進帳」の上演、市内で伝統芸能に励む方々が一堂に会し成果を披露する小松伝統芸能祭など、オール小松で「歌舞伎のまち」を盛り上げてきました。次の250年に向けて、本市が誇る歌舞伎文化とその歴史を次世代へつないでいくよう、今後も取り組んでいきます。  さて、日本全国をめぐる聖火リレーは、2020年東京オリンピックパラリンピックの華です。本市を含む38自治体・団体で構成する奥の細道サミットにおいて、むすびの地、大垣市から旅立ちの地、江東区まで松尾芭蕉が歩んだ道のりを聖火リレーコースとして選定していただけるよう署名活動を展開しており、実現に向けて市民の皆様と盛り上げていきましょう。  リオデジャネイロオリンピック陸上競技男子50キロメートル競歩において、日本競歩界初となる銅メダルを獲得した荒井広宙選手、そして指導者としてメダル獲得の原動力となった小松短大陸上部内田隆幸監督に対して、9月26日に小松市スポーツ栄光賞を授与いたしました。ふるさとこまつアスリートたち国際舞台で一人でも多く活躍することを期待し、これからも幼少期の運動能力養成トレーニング医科学トレーニングを推進します。  人、もの、文化が交差する小松空港内に空の駅を開設して先月1日に3周年を迎え、18日には購買来店者数30万人を突破しました。世界とつながる北陸のゲートウェイとして、国内外のビジネス客、観光客はもとより、2020年の東京オリンピックパラリンピックを契機に、小松版文化プログラムを展開していくことで外国人旅行者の本市への増加が期待されます。空の駅が本市のアンテナショップとして、「環境王国こまつ」の豊かな自然が育んだ農林水産物大麦バウムを初めとする6次産業商品こまつもんや、先人から受け継がれた伝統文化、工芸品など、小松ブランドを展開していきます。  それでは、今議会に提出いたしました議案の概要について説明申し上げます。  提出いたしました議案は、予算案7件、条例案6件、その他の議案6件、合計19件であります。  初めに、補正予算案の概要についてです。  各会計の補正額は、一般会計9億6,735万円、特別会計3,931万3,000円、企業会計減額430万円、合計10億236万3,000円、その他債務負担行為額として1億円を計上しております。補正後の予算累計額一般会計で436億1,443万6,000円、全会計の合計では988億9,310万円となります。  補正予算案に計上しました主な施策について御説明いたします。  第1のテーマは、「インフラの整備」です。  安宅新エリアは、小松空港北陸自動車道に隣接した高いアクセス力を有し、新たな臨空関連ビジネス、交流の可能性を有するエリアであり、安宅新地区土地区画整理事業としての可能性調査に要する経費を計上しています。  国の未来への投資を実現する経済対策の内示を受け、市民の生活空間安全確保に直結する若杉国道線、沖町八幡線など市道の舗装工事側溝改築、そして児童生徒の通学路の安全向上を図る佐美日末線、西軽海町大通り線などの通学路整備について、防災・安全交付金地方創生道整備推進交付金及び地方交付税措置の有利な市債を活用し実施します。  また、市単独の道路整備については、年度当初の工事量の確保と平準化を図るため、平成22年度より続けている1億円の債務負担行為を設定しています。  北陸新幹線金沢-敦賀間は、石川県及び独立行政法人鉄道建設運輸施設整備支援機構による用地取得進捗率は25日時点で91%です。また、北陸新幹線高架橋工事の来年4月着工が予定されており、高架橋に面する一部の市道、農道、町道等のつけかえによる機能回復が必要なことから、独立行政法人鉄道建設運輸施設整備支援機構からの受託事業として施工に要する経費を計上しています。  第2のテーマは、「観光・文化の推進」です。  平成30年に粟津温泉開湯1300年の節目を迎えるに当たり、情緒あふれる湯のさと粟津温泉地域資源を有効活用し、回遊性を高めるため、かみや跡地のスペースの整備に向けた実施設計費を予算計上し、粟津温泉誘客促進によるにぎわいの創出を地域の皆様との共創で目指します。  芦城公園茶室仙叟屋敷並びに玄庵は、茶道裏千家15代お家元、鵬雲斎千玄室様より御寄贈されてから来年4月で開庵20周年を迎えます。この間、多くの茶道愛好家の皆様に茶道文化の継承、発展と日本文化に親しむ機会を提供いただいております。千玄室様をお迎えし、本市の茶道文化の魅力を広く発信するため各種記念事業を予定しており、その準備に要する経費を計上しています。  第3のテーマは、「学びの支援」です。  保育士業務負担の軽減を図るとともに、ICT化を推進し、保護者との情報共有化の環境を構築する保育業務支援システムの導入を図る公・私立の認定こども園等12園、保護者が安心して働き、園児の安全を守る場所として認定こども園等での事故防止や事故後の検証体制強化のためビデオカメラの設置を図る13園に対して、国の保育所等における業務効率化推進事業を活用して支援します。  平成27年4月より子ども・子育て支援新制度がスタートし、現在、県内トップの27園が認定こども園として保育と幼児教育を一体的に提供しています。認定こども園等運営費につきましては、当初予算に28億円余計上していますが、ゼロ歳児から2歳児までの3号認定児童数の増加や国の基本単価増額改定保育士負担軽減保育士定着促進を図るチーム保育加配加算の対象園の増加などの影響により、運営費を追加することとしております。  国の未来への投資を実現する経済対策の内示を受け、丸内中学校安宅中学校体育館のトイレの洋式化バリアフリー化特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用して日末小学校南部中学校体育館の床面を改修し、機能面、衛生面での環境改善を図るとともに、指定避難所としての機能強化も図ります。  市民の皆様との共創によるやさしいまちづくりの一環として、公共・民間施設来客用トイレ洋式化を推進しているところです。その中でもスポーツ施設は多くの市民の皆様に愛され、利用されています。さらに、コンベンション開催補助制度を活用して、主に関西・中部方面から多くの学生がスポーツ合宿交流大会などで本市を訪れており、スポーツ施設のトイレの洋式化を計画的に推進します。  今回、日本陸上競技連盟において投てきハンマー投げサークル公認基準ルールが改正され、第2種公認末広陸上競技場でも特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用し、ハンマー投げサークルの改修を実施します。今後とも、多くのアスリートが心身を鍛え、記録に挑戦し、自己ベストが更新できるよう支援していきます。  第一地区コミュニティセンターにつきましては、本市の共創、共生の拠点施設としてリニューアルするため、施設の利用率の向上やバリアフリー化課題解決に向け、改修検討会を開催しているところであります。来年度、防衛省の助成によるリニューアル工事を予定しており、学び合い、支え合う交流の場となるよう、誰にでも優しい施設として実施設計に要する経費を計上しています。  第4のテーマは、「環境との共生」です。  可燃ごみ排出量の減量及びリサイクル率向上に向け、10月より市民の皆様、町内会役員の方々と共創して取り組む指定袋制ごみダイエット袋を導入いたしました。10月の可燃ごみ排出量も平成20年同月比で27%削減され、制度運用はおおむね順調に推移しております。改めて本市の市民力の高さを認識いたしました。御理解、御協力いただいた多くの皆様に改めてお礼申し上げます。  今回、ごみダイエット袋については、市民の皆様から寄せられました御意見を踏まえ、45リッターと20リッターの中間の30リッターのごみ袋を追加するとともに、ごみ袋の厚みも0.3ミリに統一することとし、平成29年度上半期分の所要額を計上しております。さらに食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる食品ロス低減運動リサイクルリーダーの研修会や優良な活動、先進的事例表彰制度など、可燃ごみの減量化、リサイクル促進に向けた取り組みを推進します。  また、認定農業者等経営環境の変化に対応するため、新たに規模拡大のため農業用機械購入施設整備など攻めの経営展開への取り組みに対し、国の未来への投資を実現する経済対策を活用し、次世代を担う経営感覚にすぐれた担い手の経営改善、発展に向けた取り組みを支援します。  第5のテーマは、「定住促進の支援」です。  平成21年9月にスタートした定住促進支援制度については、今年度、3世代家族住宅建築奨励金飛行場周辺地区居住環境整備助成金を見直し、本市での住まいづくりの支援策を充実させ、着実に転入者数も増加しています。今回、飛行場周辺地区居住環境整備助成金申し込み件数の増加に伴う所要額を追加しています。また、地域産材利用促進奨励金については、日本遺産に認定された「珠玉と石の文化」を契機として、小松市産の石材と九谷焼の利用促進を図るため、平成29年1月より多数の方が利用する店舗、工場などの対象と用途拡大を図り、地産地消を促し、地場産業の活性化を促進します。  その他、人事院勧告に準じて一般職の給料表の水準を平均0.2%引き上げ、一般職、特別職、議会の議員の期末手当及び勤勉手当支給割合を0.1カ月分引き上げ給与改定を平成28年4月1日にさかのぼって実施するための所要額を計上しています。あわせて給与改定に伴う小松市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についても上程しております。  さらに、国の未来への投資を実現する経済対策を活用する臨時福祉給付金給付事業の支給に要する経費を計上しています。支給額を1万5,000円とし、平成26年4月に実施した消費税率引き上げに伴う3%アップ分の平成29年4月から平成31年9月までの2年半分を一括して支給いたします。国は、消費税率引き上げ後の平成31年10月からは低所得者対策として軽減税率を導入することとしており、簡素な給付措置は今回で終了する予定と示されています。  財源といたしまして、国・県支出金独立行政法人鉄道建設運輸施設整備支援機構からの受託事業収入、市債などの特定財源のほか、特定防衛施設周辺整備調整交付金の増額分、前年度繰越金1億5,607万円を充てております。  条例案では、小松市「珠玉と歩む物語」保護条例についてなど6件です。  その他の議案として、小中学校の教育用タブレット型パソコン及び大型ディスプレーなどICT機器一式の財産の取得についてなど6件を提出いたしております。  4月に「「珠玉と歩む物語」小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~」日本遺産に認定され、先人たちのすぐれた技術により磨き上げたさまざまな石の文化を全国に発信するとともに、先人のわざと心の継承を支援しているところです。  26日には、日本遺産認定記念フォーラム「歴史をつなぎ未来を拓く石の文化」を開催し、市内外の皆様に石の文化の魅力を知っていただく機会となりました。また、国の計画認定をいただきましたので、企業版ふるさと納税を活用し、九谷焼陶石の製土場のリニューアルを進めます。さらに、アメリカで人気のコーヒーショップ、ブルーボトルコーヒーがJR品川駅に新店舗をオープンし、滝ケ原の石を床やカウンター全面に利用し、国内外の最新スタイルを紹介するインテリア雑誌「ELLE DECOR」でもエレガントでシックな空間として掲載されています。  本市の豊かな地下資源を、先人たちのすぐれた技術により築き上げた石蔵や石塀が町なかに多く見られ、滝ケ原地区には明治後期から築かれたアーチ型石橋群が残され、本州では類を見ない石のまちの景観を今に伝え、貴重な文化財として保護されています。今回、石の文化財群を構成する建築物や碧玉等の地質鉱物を市民共有の財産として保護し、未来へ継承していくため、小松市「珠玉と歩む物語」保護条例を制定するものです。私たちは今、この大地の恵みが小松の産業と文化の礎となっていることを認識し、過去から現在、そして未来の小松に誇れる財産として、次の世代へ残していくことが大切だと考えます。  また、小松市農業委員会の委員等の定数に関する条例については、農業委員会等に関する法律の改正に伴い、農業委員会の委員を公選制から、農業委員候補者評価委員会での審査の後、市長が議会の同意を得て任命することとなります。ふるさとこまつの農地が適正に利用され、若者たちが希望を持って未来へ引き継げるよう、農業委員会の委員の定数の規定及び新たに農業委員会が委嘱する農地利用最適化推進委員の定数を規定するものです。  その他の条例案等については、本日からの日程に従い、担当部課長より説明いたしますので、私からの説明は省略させていただきます。  以上で提案理由の説明を終わりますが、御審議の上、全議案について原案どおり可決いただきますようよろしくお願いいたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎次会日程報告 10 ◯議長梅田利和君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  明29日から12月4日までは議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 11 ◯議長梅田利和君) 御異議なしと認めます。
     よって、明29日から12月4日までは議案調査のため休会することに決しました。  次会は、12月5日午前9時30分から会議を開き、市長提出議案に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。  ───────── ◇ ─────────    ◎散会の宣告 12 ◯議長梅田利和君) 本日はこれにて散会いたします。       散会 午前10時31分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...